]> ヘルプ画面のインストール 言語の選択 この &RHL; のインストール中に使用する言語を選択します。 言語サポートの選択 デフォルト言語として使う言語を選択する必要があります。デフォルト言語はインストール完了後に &RHL; システムで使う言語となります。他に複数の言語をインストールする場合にはインストール後にデフォルト言語を変更できます。 システムで使う言語が 1 つだけの場合は、その言語だけを選択するとかなりのディスク容量が節約されます。これはインストール中に選択した言語によって決定されるデフォルトかつ推奨される設定です。しかし、言語を 1 つしか選択しないと、&RHL; のインストールが完了した後で、指定したその言語しか使えなくなります。 &RHL; は交互に複数言語をインストールおよびサポートできます。システムで複数の言語を使うには、特定の言語を選択してインストールするか、すべての言語を選択して利用可能な言語のすべてを &RHL; システムにインストールします。 [リセット] ボタンを使って、選択内容をキャンセルします。リセットすると、デフォルトでサポートされる言語に戻り、このインストール用に行った言語選択としてインストールされます。 キーボードの設定 ご使用のシステムに最も適したキーボードを選択します。 該当するキーボードが一覧にない場合は最も近い Generic (例:Generic 101-key PC) を選択してください。 次にキーボードのレイアウトを選択します (例:Japanese)。 特殊文字 (Ñ、Ô、および Ç 等) を入力するには、デッドキー (コンポーズキーシーケンスとも呼ばれます) を使用します。デッドキーが必要な特殊文字を使用する場合には、[デッドキーを使用する] を選択します。その他の場合には[デッドキーを無効にする] を選択します。 画面の下部にある空白のテキストフィールドを使用してキーボードの設定をテストしてください。 マウスの設定 マウスの正確なタイプを選択します。 PS/2、バス、シリアルなどのマウスの接続の種類も考慮する必要があります(ヒント:マウスのコネクタの形状が丸い場合はPS/2 またはバスマウス、四角い場合はシリアルマウスです。) 一番右の一覧からご利用のマウスと同じ種類のマウスを探します。同じものが見つからない場合は、互換性のあるマウスを選択してください。互換性のあるマウスが不明な場合は、適当な Generic マウスタイプを選択します。 シリアルマウスを選択した場合は、次のボックスで接続先のデバイスとポートを指定します。 X Window System は 3 ボタンマウスを活用できるように設計されています。2 ボタンマウスをご利用の場合、&RHL;では中央のボタンのエミュレーションを設定することもできます。 2 ボタンマウスをご利用の場合は、[3 ボタンマウスのエミュレーションを設定する] オプションを選択します。インストール後に、2 つのボタンを同時に押すことにで中央のボタンの機能がエミュレートします。 Red Hat Linux へようこそ ようこそ!このインストールの手順については、&RHI; が提供する &RHLIG; で詳しく説明しています。このマニュアルをお持ちの場合はインストール前によくお読みください。 このマニュアルは HTML 形式および PDF 形式でも提供されており、Webサイト http://www.redhat.com からオンラインで入手できます。HTML 版のマニュアルは &RHL; CD セットに収録されています。 機能: &RHL; には、「パーティションレス」インストールというインストール方法があります。システム内に十分な空き領域を持った FAT (DOS/Windows) パーティションがある場合は、ドライブのパーティションを作り直さずに &RHL; をインストールすることができます。このオプションは、現行システムに対する影響を最小限に抑えた上で &RHL; を試してみたいユーザに最適です。詳細については &RHLIG; を参照してください。 オフィシャル &RHL; ボックスセットをお買い求めいただいた場合は、弊社 Web サイト http://www.redhat.com/apps/activate で登録をお済ませください。 本製品のインストールではマウスを使ってオプションを選択することができます。また、[Tab] キーおよび [Enter] キーを使ってインストール画面を操作することもできます。 これらの画面を切り替えるには [次] ボタンと [戻る] ボタンを使用します。情報を保存してから次の画面に進むには [次] ボタンをクリックします。情報を保存せずに前の画面に戻るには [戻る] ボタンをクリックします。 このヘルプ画面を隠すには [ヘルプを隠す] ボタンをクリックします。 &RHL; &RHLVER; のリリースノートではマニュアルに記載されていない機能を説明しています。リリースノートを表示するには [リリースノート] ボタンをクリックします。[閉じる] をクリックすると、リリースノートが閉じてインストールプログラムに戻ります。 [インストールの準備ができました] 画面までであればいつでもインストールを取り消すことができます。[インストールの準備ができました] 画面で [次] をクリックすると、パッケージのインストールが開始されデータがハードディスクに書き込まれます。この画面の直前でインストールを取り消した場合はシステムを安全にリブートすることができます ([リセット] ボタンまたは [Ctrl] [Alt] [Del] キーを押します)。 Red Hat Linux へようこそ 再設定モードに入りました。このモードではコンピュータのサイト固有機能を設定することができます。設定情報を変更せずに終了するには [いいえ] を選択してから、下の [次] ボタンをクリックします。 本製品の設定ではマウスを使用してインストールオプションを選択することができます。また、[Tab] キーおよび [Enter] キーを使って設定画面を操作することもできます。 これらの画面を切り替えるには [次] ボタンと [戻る] ボタンを使用します。情報を保存してから次の画面に進むには [次] ボタンをクリックします。情報を保存せずに前の画面に戻るには [戻る] ボタンをクリックします。 このヘルプ画面を隠すには [ヘルプを隠す] ボタンをクリックします。 インストールオプション フルインストールとアップグレードのどちらを実行するのかを選択します。 フルインストールを行うと、インストール先のパーティション上の既存のデータがすべて削除されます。 アップグレードの場合は既存の &RHL; システムデータは保持されます。 フルインストールを行う場合はインストールクラス (またはタイプ) を選択する必要があります。オプションは以下のものです。ワークステーション、サーバ、ラップトップ、カスタムから選択できます。 どのインストールクラスを選択すればよいか分からない場合は、以下の説明をよくお読みください。 注意:以下で説明するインストール方法に加えて、既存の FAT (DOS/Windows) パーティションの「中に」 &RHL; をインストールすることもできます。Disk Druid パーティション設定画面で DOS パーティションに / というラベルを設定するとこの「パーティションレス」インストールが選択されます。この場合、ワークステーションインストールで使用される自動パーティション削除は無効になります。 ワークステーションインストールではインストールする X Window System と、デスクトップマネージャ (複数) を選択できます。ワークステーションインストールを行うとハードディスクドライブ上にある Linux 用パーティションはすべて削除されます (またパーティションが設定されていない空きディスク領域もすべて使用されます)。非 Linux パーティションは残されるので、インストール後に &RHL; だけではなく、他のインストール済オペレーティングシステムを起動することができます。 サーバインストールは、コンピュータを Linux ベースのサーバとして使用する場合や、その他の理由でシステムの構成を大幅には変更したくない、または X Window System をインストールしない場合に最適です。サーバインストールでは、ハードディスクドライブ上の既存のパーティションがすべて削除されます。このクラスのインストールを行う場合は、削除したくないデータがないかどうかをよく確かめてください。 他のオペレーティングシステムが使用しているパーティションも削除されます。ドライブもすべて消去されますので、注意してください。 ラップトップインストールでは、X Windows System と、好みのデスクトップマネージャ (複数) がインストールされます。ラップトップインストールはワークステーションインストールと良く似ていますが、このインストールクラスには PCMCIA サポートが追加されています。ラップトップインストールを行うと、ハードディスクドライブ上にある Linux 用パーティションはすべて削除されます (またパーティションが設定されていない空きディスク領域もすべて使用されます)。非 Linux パーティションは残されるので、インストール後に &RHL; だけではなく、他のインストール済オペレーティングシステムを起動することができます。 カスタムインストールを選択した場合のみインストールする項目を自由に選択できます。カスタムインストールではディスク領域のパーティション分割の方法をユーザ が決定します。またシステムにインストールするパッケージを自由に選択することができます。さらにシステムの起動時に LILO を使うかどうかも指定できます。Linux の使用についてあまり経験がない場合はカスタムインストールを選択しないでください。 これらのインストールクラスの詳細については &RHLIG; を参照してください。 システムのアップグレード アップグレードを選択した場合はパッケージをカスタマイズするかどうかも選択できます。 アップグレードの際に追加パッケージを選択しない場合は [次] をクリックして続行します。 パッケージをカスタマイズする場合は [アップグレード対象パッケージのカスタマイズ] ボタンを選択して [次] をクリックします。 fdisk の使用方法 パーティションを作成するドライブを選択します。ドライブをクリックすると fdisk パーティション設定画面が表示されます。fdisk を使用すれば、選択したハードディスク上のパーティションの作成、削除、修正を行うことができます。 fdisk を使用したくない場合は、[戻る] をクリックして前画面に戻り、[fdisk を使用] の選択を解除してから [次] をクリックして作業を続行します。 fdisk によるドライブのパーティション設定が終了するとこの画面に戻ります。fdisk によるパーティション設定を行いたいハードディスクドライブが他にもある場合にはそのドライブを選択します。パーティション設定が終了したら、[次] をクリックし、Disk Druid を使ってパーティションに対するマウントポイントを割り当てます。 <application>fdisk</application> によるパーティション設定 ここでは fdisk によるドライブのパーティション設定を行います。 プロンプトで [m] と入力するとコマンドの一覧が表示されます。 以下のコマンドを使って作業をすばやく行うことができます。 n -- 新規パーティションを追加します。 d -- パーティションを削除します。 p -- パーティションテーブルを表示します。 l -- 既存のパーティションタイプの一覧を表示します。 w -- パーティションテーブルをディスクに書き込み fdisk を終了します。 q -- 変更内容を保存せずに終了します。 ブートパーティションの警告 この画面は、パーティション設定中にブートパーティションが 1023 シリンダ制限を超えたときだけ表示されます。 LBA32 サポートは &RHL; &RHLVER; の新機能なので、現時点では LBA32 サポートの動作保証をしているマザーボードがすべて正しく機能するとは限りません。 処理を続行する場合は、起動フロッピーの作成を推奨します。作成しない場合は、インストール完了後に &RHL; が起動できない可能性があります。 自動パーティション設定 パーティションが自動的に設定されることに注意してください。 このインストールを行うとデータはすべて失われます。 このクラスのインストールでは すべてのディスクドライブ上のすべての既存の Linux パーティション上のすべてのデータが削除されます。 これらのデータを保持したい場合はカスタムインストールを選択して、パーティションの設定を自分で行う必要があります。 カスタムクラスのインストールを選択するには [戻る] ボタンをクリックします。ワークステーションクラスのインストールを続行する場合は [次] をクリックします。 手動でパーティション設定を行う場合は、パーティション設定ツールを Disk Druid または fdisk (上級者のみ) から選択できます。 自動パーティション設定 パーティションが自動的に設定されることに注意してください。 このインストールを行うと、データはすべて失われます。 このクラスのインストールでは すべてのディスクドライブ上のすべてのパーティション上のすべてのデータが削除されます。 インストールされている他のオペレーティングシステムを保持する必要がある場合はこのクラスは選択しないでください。 既存のデータや他の OS を保持しておく場合は、カスタムインストールを選択してパーティションの設定を自分で行う必要があります。 手動でパーティション設定を行う場合はパーティション設定ツールを Disk Druid または fdisk (上級者のみ) から選択できます。 カスタムクラスのインストールを選択するには [戻る] ボタンをクリックします。サーバクラスのインストールを続行する場合は [次] をクリックします。 パーティション &RHL; のインストール先を選択します。 注意:パーティションレスインストールを実行する場合は既存の DOS/Windows パーティションを / と表示される root (ルート) として定義する必要があります。このインストール方法で使用する FAT パーティションをクリックして選択します。パーティションが強調表示されたら、[編集] をクリックして / (root) のマウントポイントを割り当てます。割り当てが終了したら [OK] をクリックします。選択内容を確認したら root ファイルシステムとスワップ領域の容量を決定します。 設定の詳細については &RHLIG; の「パーティション設定なしのインストール」の章を参照してください。 システムに適したパーティションが分からない場合は &RHLIG; または &RHLRGS; のパーティションについての説明を参照してください。 fdisk によるパーティションの作成を行っている場合はそのパーティションのマウントポイントを決定します。パーティションを選択してから [編集] ボタンをクリックし、マウントポイントを定義します。 Disk Druid を使用している場合は、1 つ以上のディスクパーティションのマウントポイントを決定します。必要なパーティションを追加したり不要なパーティションを削除します。 最初の画面では既存のパーティションが表示されます。パーティションごとに以下の 5 つのフィールドが表示されます。 マウントポイント:このフィールドには &RHL; のインストール後 (実行時) にそのパーティションがどこにマウントされるかが表示されます。既に存在するパーティションに [未設定] と表示されている場合は、マウントポイントを指定する必要があります。編集 を選択するか、パーティションをダブルクリックすると設定を変更できます。 デバイス:このフィールドにはパーティションのデバイス名が表示されます。たとえば hda2 はプライマリハードディスクドライブの 2 番目のパーティションを示します。 Requested:[Requested] フィールドにはパーティションの容量が表示されます。サイズを変更したい場合は、そのパーティションをいったん削除し 追加を選択して作成し直す必要があります。 Actual:このフィールドにはパーティションが使用する容量が表示されます。 タイプ:このフィールドには、パーティションの種類 (Linux Native、DOS など) が表示されます。 パーティション の画面で設定をしているときに「要求されたパーティションを確保できません」という赤のメッセージテキストがパーティション名とともに表示される場合があります。「要求されたパーティションを確保できません」というメッセージが表示される主な理由として、そのパーティションの空き領域が少ないことが考えられます。 この問題を解決するには、十分な空き領域のある他のドライブにパーティションを移すか、パーティションのサイズを現在のドライブに適したサイズに変更するか、そのパーティションを削除する必要があります。変更するには、編集を使用するか、パーティションをダブルクリックします。 システムのパーティション設定 中央列のボタンはパーティションの設定に使用します。これらのボタンで、パーティションの追加、変更、削除を行うことができます。さらに変更を確定したり、元に戻してパーティション設定を終了するためのボタンもあります。 追加:このボタンを使って新しいパーティションを作成します。ボタンを選択すると、マウントポイント、サイズ、種類などの必要な情報を入力するためのダイアログボックスが表示されます。 編集:このボタンを使って選択されているパーティションのマウントポイントを変更します。 削除:このボタンを使って選択されているパーティションを削除します。ボタンを選択すると、削除を確認するダイアログボックスが表示されます。 リセット:このボタンを使うとそれまでに行ったすべてのパーティション設定を元に戻します。 RAID デバイスの作成:RAID をお使いになったことのある方以外は [RAID デバイスの作成] ボタンを使用しないでください。RAID の詳細については &RHLRGS;を参照してください。 ドライブの説明 このセクションではご利用のコンピュータのディスク構成が表示されます。概要を確認するためのセクションなのでここで変更を行うことはできません。各行には次のようなのフィールドがあります。 ドライブ:このフィールドにはハードディスクドライブのデバイス名 (hda、hdb など) が表示されます。 ジオメトリ [C/H/S]:ハードディスクドライブのジオメトリではシリンダ、ヘッド、およびセクタの数が表示されます。 合計:このフィールドにはハードディスクドライブの総容量が表示されます。 空き容量:このフィールドにはハードディスクの空き領域のサイズが表示されます。 使用容量:このフィールドにはパーティションに割り当てられているハードディスクの領域のサイズが MB とパーセンテージ表示されます。 ファイルシステムの設定 デフォルト値を使用しない場合はまずルートファイルシステムのサイズを選択します。ルートファイルシステムのデフォルトのサイズは利用可能な空き領域の半分です。 スワップ領域のデフォルトサイズは 32 MBですが必要であればもっと大きくすることができます。 フォーマットするパーティションの選択 &RHL; 用にフォーマットするパーティションを選択します。 不良ブロックを検出しますか ? このオプションを選択すると、ドライブ上の不良ブロックが検出されその一覧が作成されます。この一覧は不良ブロックを避けるための情報として使用されます。不良ブロックにデータが書き込まれないようになるのでデータの損失を防ぐことができます。 LILO の設定 LILO は、コンピュータで &RHL; を起動 (ブート) するために使用される Linux ローダーです。 LILO を使用すると、Windows 9x のような他のオペレーティングシステムを起動することもできます。 この画面で、LILO をインストールするかどうか、どのような設定でインストールするかなどを指定します。 起動ディスクを作成する:マスターブートレコード (MBR) に LILO をインストールしない、または LILO をインストールしない場合は、起動ディスクを作成しておく必要があります。 LILO をインストールしない:LILO をドライブ上に書き込みたくない場合は LILO をインストールしなくてもかまいません。2 つのハードディスクドライブ上に異なるオペレーティングシステムがインストールされている場合には LILO よりも起動ディスクを使用するほうがよいでしょう。 LILO をインストールするにはまずインストール先を選びます。システムにインストールされているオペレーティングシステムが &RHL; だけの場合はマスターブートレコード (MBR) へのインストールを選択してください。Win 95/98 などの他のオペレーティングシステムと同じハードディスクドライブに &RHL; 共存させる場合も LILO を MBR にインストールする必要があります。 Windows NT がインストールされているシステムで LILO をインストールする場合は LILO のインストール先として [ブートパーティションの最初のセクタ] を選択してください。また、起動ディスクも作成しておかないと Linux を起動できなくなります。 LILO をインストールしない場合は &RHL; を起動できるように起動ディスクを作成してください。 ご利用のコンピュータが LBR モードでハードディスクドライブにアクセスしない場合は [リニアモードを使う] の選択を解除してください。 LILO のブートコマンドにデフォルトのオプションを追加したい場合は [カーネルパラメータ] フィールドにそれらのオプションを入力します。入力したオプションは、ブート時に Linux カーネルに渡されます。 ブートラベル:画面下部 ([ブートラベル:] の下) にブート可能なすべてのパーティションがブートラベルとともに表示されます。他のオペレーティングシステムが使用するパーティションも含まれます。別のパーティションのブートラベルを追加したり、既存のブートラベルを変更したい場合は、パーティションをクリックして選択します。選択したパーティションの上に表示される [ブートラベル:] フィールドで、ブートラベルを変更できます。 SILO の設定 SILO (Sparc Improved Loader) はコンピュータで Red Hat Linux を起動するために使われるソフトウェアです。SunOS および Solaris などの他のオペレーティングシステムをブートすることもできます。この画面で、SILO をインストールするかどうか、どのような設定でインストールするかなどを指定します。 起動ディスクを作成する:SILO をインストールしない、または安全上の理由から作成したほうが望ましい場合には起動ディスクを作成する必要があります。フロッピーディスクドライブがない場合はこのオプションは表示されません。ブート可能なフロッピーディスクドライブを持たない SMCC 製 Ultra を使用している場合、このオプションはデフォルトで無効になります。 SILO をインストールしない:SILO をドライブに書き込みたくない場合には、SILO をインストールしなくてもかまいません。たとえば、すでに別のパーティションまたディスク上に SILO がインストールされていて、そこからブートしたいというような場合です。 SILO をインストールするにはまずインストール先を選びます。システムにインストールされているオペレーティングシステムが Red Hat Linux のみの場合はマスターブートレコード (ディスクの先頭パーティションのブートブロック) へのインストールを選択すればよいはずです。SunOS/Solalis など他のオペレーティングシステムと同じハードディスクドライブに Red Hat Linux を共存させる場合、特に SunOS/Solaris がディスクの先頭パーティション上にある場合には、SILO を MBR にインストールしないほうがよいでしょう。 SILO をインストールしない場合は Red Hat Linux をブートできるように起動ディスクを作成してください。 PROM エイリアスを作成する: PROM がサポートされている場合、インストールプログラムは PROM エイリアス [linux] を作成できるので、PROM コマンドラインから [boot linux] コマンドによって SILO ブートローダをブートすることができます。 デフォルト PROM ブートデバイスの設定: デフォルト設定では PROM オプションの [boot-device] または [boot-form] が設定されているので、インストールプログラムは確実に PROM に Red Hat Linux をブートさせることができます。 SILO のブートコマンドにデフォルトのオプションを追加する場合は、[カーネルパラメータ] フィールドに希望するオプションを入力します。入力したオプションはブート時に Linux カーネルに渡されます。 ブート可能パーティション -- ブート可能なすべてのパーティションがブートラベルとともに表示されます。他のオペレーティングシステムが使用するパーティションも含まれます。別のパーティションのブートラベルを追加したり、既存のブートラベルを変更したい場合は、パーティションをクリックして選択します。選択したパーティションのブートラベルを変更することができます。 ネットワークの設定 ネットワークカードを選択し DHCP を使ってネットワークを設定するかどうかを指定します。複数のイーサネットデバイスが接続されている場合はデバイスごとに設定画面が表示されます。eth0、eth1 といったタブでデバイス画面を切り換えることができます。指定した情報は各画面ごとに設定されます。[ブート時にアクティブにする] を選択しておくとネットワークカードはブート時に起動されます。 DHCP を使用しないかどうか不明な場合はネットワーク管理者に相談してください。 DHCP サーバを使用しない場合は [IP アドレス]、[ネットマスク]、[ネットワーク]、[ブロードキャスト] の各アドレスを入力します。これらのアドレスについて不明な部分がある場合はネットワーク管理者に相談してください。 このシステムのホスト名を入力します。入力しない場合、システムは [localhost] として設定されます。 最後に、[ゲートウェイ]、[1 番目の DNS]、[2 番目の DNS]、[3 番目の DNS] の各アドレスを入力します。 ファイアウォールの設定 &RHL; は強力なシステムセキュリティ用にファイアウォール保護機能も提供します。ファイアウォールはユーザのコンピュータとネットワークの間に位置し、ユーザのコンピュータ上のどの資源にネットワーク上のリモートユーザがアクセスできるのかを決定します。ファイアウォールを適切に設定すれば、システムのボックスの外側のセキュリティを大幅に強化できます。 システムに適したセキュリティレベルを選択します。 高度なセキュリティ[高度なセキュリティ] を選択すると、ユーザが明示的に定義した接続以外は受け付けられなくなります。デフォルトでは、以下の接続のみが許可されます。 DNS 応答 DHCP — DHCP を使う任意のネットワークインタフェースを適切に設定できます。 この [高度なセキュリティ] を使うと、以下は許可されません。 アクティブモード FTP (ほとんどのクライアントでデフォルトで使われているパッシブモード FTP は、適切に動作するはずです。) IRC DCC ファイル転送 RealAudio(tm) リモート X Window System クライアント システムをインターネットと接続しても、サーバの運用計画がない場合は、これが最も安全な選択肢です。追加サービスが必要な場合は、[カスタマイズ] を選択して、特定サービスにファイアウォールの通過を許可できます。 中度のセキュリティ[中度のセキュリティ] を選択すると、システムに一定リソースへのアクセスを許可しなくなります。デフォルトで、以下のリソースへのアクセスは許可されません。 1023 未満のポート — これらは標準的な予約済みポートで、FTPSSHtelnet、および HTTP などのほとんどのシステムサービスで使われます。 NFS サーバポート (2049) リモート X クライアント用ローカル X Window System ディスプレイ X フォントサーバポート (これはフォントサーバではデフォルトで無効化されます。) RealAudio(tm) などの資源を許可し、一方で通常のシステムサービスへのアクセスをブロックしたいときは、[Medium Security] を選択します。[カスタマイズ] を選択して、特定サービスにファイアウォールの通過を許可できます。 ファイアウォールを設定しない — [ファイアウォールを設定しない] は完全なアクセスを許可し、セキュリティチェックを実行しません。信頼できるネットワーク (インターネットではなく) 上にいるとき、または後でより詳細なファイアウォール設定を実行する予定があるときに限り、この項目の選択を推奨します。 ファイアウォールをカスタマイズする予定がない場合は、[デフォルトのファイアウォール規則を使用] が選択されていることを確認します。 [カスタマイズ] を選択して、信頼可能デバイスを追加するか、追加の受信インタフェースを許可します。 信頼可能デバイス — 任意のデバイスについてこれらをチェックすると、そのデバイスからのすべてのトラフィックは許可されます。たとえば、ローカルネットワークを運用していても、PPP ダイヤルアップ経由でインターネットと接続している場合は、その eth0 が信頼可能かどうかをチェックして、ローカルネットワークからのトラフィックを許可できます。 インターネットなどの公衆通信回線と接続したデバイスに関して、この項目を有効にするのは推奨できません。 受信の許可 — これらのオプションを有効にすると、指定したサービスにファイアウォールの通過を許可します。ワークステーションインストール中に、これらのサービスの大部分はシステム上に存在しないことに注意してください。 DHCP — これは DHCP クエリと応答を許可し、DHCP を使って IP アドレスを決定する任意のネットワークインタフェースを許可します。通常、DHCP は有効にされています。 SSHSSH (Secure SHell) はリモートマシン上でのログインやコマンド実行のためのプロトコルです。暗号化された安全な通信を提供します。ファイアウォールが、設定されたインタフェースを越えて SSH 経由でリモートからマシンにアクセスする予定がある場合は、このオプションを有効にします。このオプションを利用するには openssh-server パッケージをインストールする必要があります。 TelnetTelnet はリモートマシンにログインするためのプロトコルです。暗号化されていないので、ネットワーククラッキング攻撃に対するセキュリティが脆弱です。telnet を有効にするのは推奨しません。このオプションを利用するには telnet-server パッケージをインストールする必要があります。 WWW (HTTP)HTTPApache が Web ページを提供するために使うプロトコルです。Web サーバを公開する予定がある場合は、このオプションを有効にします。ページをローカルに参照するか Web ページを開発するには、このオプションは必要ありません。このオプションを利用するには Apache パッケージをインストールする必要があります。 メール (SMTP) — これは受信 SMTP メール配信を許可します。リモートホストと使用マシンの直接接続を許可してメール配信する必要があるときは、このオプションを有効にします。POP3 または IMAP によって IPS のサーバからメールを収集するとき、または fetchmail などのツールを使うときはこのオプションを有効にする必要はありません。不適切に SMTP サーバを設定すると、リモートマシンにサーバを使ったスパム送信を許してしまうことに注意してください。 FTPFTP はリモートファイル転送用に使われるプロトコルです。FTP サーバを公開する予定がある場合は、このオプションを有効にします。このオプションを利用するには wu-ftpd (およびおそらく anonftp) をインストールする必要があります。 その他のポート — ここに一覧表示されている以外のポートにファイアウォール通過を許可するように指定できます。使用するフォーマットは 'port:protocol' です。たとえば、IMPA アクセスにファイアウォール通過を許可する場合は、'imap:tcp' を指定できます。また、数値ポートを明示的に指定できます。ポート 1234 上の UDP パケットの通過を許可するには、'1234:udp' と指定します。複数ポートを指定するには、それらをカンマで区切ります。 タイムゾーンの選択 タイムゾーンの設定はコンピュータの物理的位置で設定することも協定世界時 (UTC) からのタイムゾーンのオフセットで指定することもできます。 画面の上部に 2 つのタブがあります。最初のタブは、場所を指定する場合に選択します。このオプションでは、表示を選択することができます。[表示] には、[世界]、[北アメリカ]、[南アメリカ]、[環太平洋地域]、[ヨーロッパ]、[アフリカ]、[アジア] の選択肢があります。 表示された地図から黄色でマークされた都市をクリックすると、選択した都市が赤い X でマークされます。 都市の一覧をスクロールして目的のタイムゾーンを選択することも可能です。 2 番目のタブでは UTC オフセットによってタイムゾーンを指定できます。表示されるオフセットの一覧から目的のオフセットを選択し、必要に応じて夏時間のオプションも選択します。 どちらのタブでもオプションとして [システムクロックでUTCを使用] を選択できます。UTCは、GMT としても知られていますが、システムに夏時間の処理を適切に行わせることができます。コンピュータのハードウェアクロックで (ローカル時間ではなく) UTC を使用している場合にはこれを選択してください。 アカウントの設定 注意:root アカウントとパスワードのセットアップは、インストールの最も重要なステップの 1 つです。root アカウントを使用すれば、パッケージのインストール、RPM のアップグレードなど、ほとんどのシステム保守作業を行うことができます。root としてログインするとシステムを完全に制御することができる強力な権限が与えられます。 root アカウントは管理作業に限定して使用するようにしてください。一般的な作業用に非 root アカウントを作成し、何かをすばやく修正する必要が生じた場合には su - を使って root 権限を取得するようにします。このような基本的なルールに従うことで、入力ミスや間違ったコマンドの使用によってシステムにダメージを与える可能性を低くすることができます。 root アカウントのパスワードを入力します。パスワードは 6 文字以上でなければなりません。確認用に 2 番目の入力フィールドに同じパスワードを入力してください。2 つのパスワードが一致すると [次] ボタンが使用できるようになります。 root パスワードは、覚えやすく他人に容易に推測できない文字の組み合わせで設定してください。root パスワードやその他のパスワードを何かに書き留めておくことは避けるべきです。 次にユーザアカウントを作成します。 まずユーザアカウント名を入力します。次に、そのユーザのパスワードを作成し、確認を行います。最後に作成したユーザのフルネームを入力し [追加] をクリックします。作成したアカウント情報がアカウントリストに追加されます。 別のユーザアカウントを作成するには、[新規] を選択し各フィールドに情報を入力します。すべての情報を入力したら [追加] ボタンをクリックしてユーザをアカウントリストに追加します。 作成したユーザアカウントを編集したり、不要なアカウントを削除するには、アカウントを選択して [編集] または [削除] ボタンをクリックします。 認証の設定 ネットワークパスワードを設定しない場合はこの手順を行う必要はありません。この手順が必要かどうか不明な場合はシステム管理者にご確認ください。 NIS 認証を設定しない限り MD5 パスワードシャドウパスワードの両方が選択された状態になります。両方を使用することでシステムの安全性を高めることができます。 [MD5 パスワードを有効にする] -- 一般的な 8 文字以下のパスワードではなく 256 文字までの長いパスワードをサポートします。 [シャドウパスワードを使用する] -- パスワードの安全性を高めるしくみの 1 つです。/etc/passwd ファイルに書き込まれたパスワードは、/etc/shadow として保存されます。このファイルは root ユーザしか読み取り権限がありません。 [NIS を有効にする] -- 同一 の NIS(Network Information Service)ドメインに所属する複数のコンピュータがパスワードやグループ情報を共有するしくみです。以下の 2 つのオプションがあります。 注意:NIS オプションを設定するにはコンピュータが NIS ネットワークに接続されている必要があります。NIS ネットワークに接続されているかどうか不明な場合はシステム管理者にご確認ください。 [NIS ドメイン] -- このオプションでコンピュータが所属するドメイン (グループ) を指定します。 [NIS サーバ] -- このオプションで、コンピュータのサーバとして特定の NIS サーバを指定できます。このオプションを設定しておくと、LANに ブロードキャストリクエストを送ってホストサーバを探す必要はありません。 [LDAP を有効にする] -- LDAP は組織内の任意の情報を整理統合するものです。たとえば、組織内のさまざまなユーザリストをまとめて 1 つの LDAP ディレクトリに統合することができます。LDAP の詳細については、&RHLRGS;を参照してください。以下の 3 つのオプションがあります。 [LDAP サーバ] -- このオプションを使用すれば、LDAP プロトコルを使用しているサーバにアクセスすることができます。 [LDAP Base DN] -- このオプションを使用すれば 識別名 (DN) によってユーザ情報を検索することができます。 TLS (Transport Layer Security) ルックアップの使用 -- このオプションを使用すると、LDAP は認証の前に暗号化されたユーザ名とパスワードを LDAP サーバに送信します。 [Kerberos を有効にする] -- Kerberos はネットワーク認証サーバを提供するセキュリティシステムです。Kerberos の詳細については &RHLRGS;を参照してください。以下の 3 つのオプションがあります。 [領域] -- このオプションを使用すれば 1 台または少数のサーバ (KDC) と多数 (または非常に多数) のクライアントから構成される Kerberos を使ったネットワークにアクセスすることができます。 [KDC] -- このオプションを使用すれば Kerberos のチケットを発行するサーバ (Ticket Granting Server または TGS) の KDC (Key Distribution Center) にアクセスすることができます。 [管理サーバ] -- このオプションを使用すれば kadmind を使用しているサーバにアクセスすることができます。 パッケージグループの選択 インストールするパッケージグループを選択します。インストールするグループの横のチェックボックスをマークしてください。 パッケージを個別に選択したい場合は画面下部にある [個々のパッケージを選択する] オプションを選択します。 個々のパッケージの選択 画面の左側にパッケージグループの一覧が表示されます。この一覧を展開してグループを 1 つ選択すると、そのグループに属するパッケージの一覧が右側のパネルに表示されます。 パッケージ群をサイズ順にソートするには [サイズ (MB)] タブをクリックします。アルファベット順にソートするには [パッケージ] タブをクリックします。 パッケージを個別に選択するにはパッケージ名の横にあるチェックボックスをクリックします。ボックス内にチェックマークがある場合はそのパッケージは選択されています。 パッケージの詳細を知りたい場合はそのパッケージの名前をクリックします。画面下部にパッケージの情報が表示されます。 特定グループ内で一覧表示されたパッケージのすべてを選択/選択解除するには [Select all in group] ボタンまたは [Unselect all in group] ボタンをクリックします。 未解決の依存関係 多くのソフトウェアパッケージは正しく機能するために他のパッケージまたはライブラリに依存しています。正しく機能するために必要なパッケージがすべてインストールされることを保証するために、&RHL; はパッケージがインストールまたは削除されるたびにそれらのパッケージの依存をチェックします。あるパッケージがインストールされていない別パッケージを必要とする場合、未解決の依存関係が存在することになります。 選択した 1 つ以上のパッケージに未解決の依存関係が存在します。[依存を解決するパッケージをインストールする] オプションを選択するとこれを解決することができます。依存に関係するパッケージをすべてインストールしないか、依存関係を無視するように選択することもできます。 X の設定 インストールプログラムはモニタを検出して、マシンに最適な表示設定を決定します。モニタを検出できない場合は、このコンピュータに接続されたモデルに最も近いモニタを一覧から選択してください。 モニタの水平同期/垂直同期の範囲を入力することもできます。同期の値はモニタのマニュアルに記載されています。これらの値を入力する際は注意してください。モニタの性能を越える値を入力すると、ディスプレイが故障する場合があります。これらのフィールドへの入力はマニュアルに記載されている値がモニタ一覧の選択肢と一致せずマニュアルで参照した値が正しいと思われる場合のみ行ってください。 選択した値が間違っていた場合は [Restore original values] ボタンをクリックすればインストールプログラムによって検出/表示された設定に戻すことができます。 X の設定 インストールプログラムはシステムに最適なビデオカードの検出を行いますが、必要であれば別のビデオカードを選択することもできます。 ビデオカードを選択したらビデオカードに搭載されたビデオメモリの容量を選択します。 選択した値が間違っていた場合は [Restore original values] ボタンをクリックすればインストールプログラムによって検出/表示された設定に戻すことができます。 X の設定を行わない場合やインストール後に X の設定を行う場合は、[X の設定を行わない] を選択します。 カスタム設定 X 設定に合わせて正しい色数と解像度を選択します。[この設定をテストする] をクリックしてこの設定を試してみてください。テスト中に表示された画面が気に入らない場合は [いいえ] をクリックして別の解像度を選択してください。 GNOME と KDE の両方をインストールした場合はどちらをデフォルトのデスクトップ環境として使用するか選択できます。一方だけをインストールした場合はデフォルトのデスクトップとして GNOME または KDE のどちらかが表示されます。 &RHL; のインストール後にシステムをグラフィック環境またはテキスト環境で起動するように選択することもできます。特に必要がない限りはグラフィック環境 (Windows 環境と似ています) で起動することをお勧めします。テキスト環境で起動するとコマンドプロンプトが表示されます (DOS 環境と似ています)。 インストールの準備ができました 注意:[次] をクリックすると &RHL; のインストールを開始します。このプロセスを取り消すことはできません。&RHL; のインストールを中止する場合はここが最後のポイントとなります。 インストールを中断するには、すべての &RHL; メディアを取り除き [リセット] ボタンを押すか、[Ctrl] - [Alt] - [Delete] キーを押してコンピュータをリセットしてください。 アップグレードの準備ができました 注意:[次] をクリックすると &RHL; のインストールを開始します。このプロセスを取り消すことはできません。&RHL; のインストールを中止する場合はここが最後のポイントとなります。 アップグレードを中断するには、すべての &RHL; メディアを取り除き [リセット] ボタンを押すか、[Ctrl]-[Alt]-[Delete] キーを押してコンピュータをリセットしてください。 パッケージのインストール システムに &RHL; をインストールするために必要な情報がすべて収集されました。インストールに必要な時間はインストールするパッケージの数によって異なります。 起動ディスクの作成 フォーマットされた空のディスクをフロッピーディスクドライブに挿入し [次] をクリックして続行します。 注意:パーティションレスインストールを実行する場合は起動ディスクを作成する必要があります。このディスクがないと、&RHL; を起動できません。起動ディスクを紛失したり壊してしまうと &RHL; を起動できなくなります。